詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
び わ
お互いにやまいをさけて過ごしたい高齢夫婦難題の波
6
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とはと
石突きを回し遊んで快晴の子等が発する嬉々の早口
9
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舞
通学の小学生のランドセル揺れるお守り無事に帰れと
16
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紫草
みどりから黄味がかりゆく檸檬の実手のひら伸ばす幼子ふたり
19
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森川
陽の筋が 消えぬうちから 駆け足で 雨の降りだす 師走の初日
6
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角谷守
この文字をニンキと読むかヒトケと読むか大切になる人生だろう
5
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角谷守
「ドニエプルコンプレックス」答案に刻みし午後は何故か虚しく
5
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横井 信
うつむいて 考え歩く 帰り道 歌につられて 見上げる月夜
15
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コタロー
友人も時にうるさく思ふけど獨りぼつちを救ふ一言
8
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夢士
弓張の月を仰ぎて甦る月あかりのなか召され逝く母
15
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角谷守
シャーペンをはじめて使う中学の窓の雲へと芯は飛び去り
7
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新座の迷い人
我が体 検査検査で 結果待ち 昨日医師に 大丈夫と聞き
11
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inosann
急き立てて「早くパン食べて」と言う妻に義母は悠然とお湯を啜りおり
23
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秋日好
愛犬は発作の予兆を嗅ぎ分けてナースコールを押すこともあり
14
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へし切
吾が胸のさても心は変わらぬを憂きに堪へぬは老いにぞありける
25
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祈り花
歸る子に梅干し持たせ見送れば亡母の仕草をふと思ひ出す
11
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夢士
弓張の月を仰ぎて母偲ぶ召され逝くみち月に照らされ
19
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灰色猫
温かく包んだつもりが消えさった一途な恋であったばかりに
15
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灰色猫
眠れない午前零時の時の音にわたしもひとつ老いたのですね
18
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詠み人知らず
石畳の 上に散りぼふ紅き花弁 風立ちぬれば螺旋に舞へり
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