只野ハルのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
知覧茶の若芽のごとく摘まれたか特攻基地に鎮魂の夏
20
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横井 信
新緑の風につられて何気なく曲がった路地の見慣れぬ景色
8
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へし切
あぢさゐの花咲き初めて 梅雨入りの近きを知るか 言問はぬ君
15
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千映2
また今年モンペの姿で庭にいる元気な証拠お日様が見る
9
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KEN
癌と言ふ 友を得てまた 永らへむ 定め満つまで 残されし道
14
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リクシアナ
寒中を訪ね来たのかパグの仔よ小さき足あと雪に愉しき
14
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リクシアナ
籐鞄いっぱいの書き損じ墓まで持って行くには重い
8
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卯月
美しきものは西へと去っていき指輪を巡る旅路は終わる
8
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滝川昌之
砂抜きのアサリが足掻く水鉄砲ふきとる床に潮の香遺し
20
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ユパ
会報の訃報の欄に名を見つけむやみに酒をあおる夜の月
9
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滝川昌之
「うん、夏だ」 俺は喉から夏を知る汗をかいてるジョッキも俺も
18
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へし切
手折らずに そっとその場に咲かせたい 野辺のなばなは 君がためにも
15
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へし切
夢にのみ見えて消えゆく 面影の 幾歳経ぬも 恋ひし君はも
15
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へし切
老いの身と 歩幅、速度を問ひながら ひたすら歩く新緑の路
15
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恣翁
雨上がり 芽吹き迎へて霞みけり 雑木林の薄紫に
18
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ななかまど
昇る陽にいくど祈りしことならん土偶の眼は夢みるごとし
17
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横井 信
照れながら駅のホームでネクタイをぐっと引っ張る慣れない手つき
15
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秋蒔こむぎ
誰だらう山が笑ふと云つたのはほんとに笑つてゐるではないか
13
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ななかまど
萌黄色が一雨ごとに増す庭の新芽燃え立つ枯芝のなか
23
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秋日好
大津京かるた近江と英語にて「行ってみたい」と照れ笑いする
13
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