只野ハルのお気に入りの歌一覧
茂作
初蝉の聞こえる方に耳を向け 鍬を休める朝明けのころ
62
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へし切
つらい時 風のささやきは 君が声 君が微笑み 生きねば 僕は
15
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ななかまど
荒らされし戦車の轍に向日葵の種子蒔き明日を夢みて待たん
18
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ななかまど
重力に逆らいまがる胡瓜にも個性のありと慈しみ食む
16
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横井 信
病院へ見舞いに行けぬ三日間 庭のカエデにクマゼミが鳴く
10
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へし切
うつせみの命を惜しむや老いの身の ひとり臥す夜の君が残り香
14
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へし切
蛍火をそっと手放す淋しさや 息を止めつつ 君を想ふ宵
12
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ななかまど
この次は鳥に生まれて飛んでゆく船の通えぬ珊瑚の島よ
36
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滝川昌之
鱗粉を雨戸に遺し落下した圧死の無念を許せ小さき蛾
17
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ななかまど
夕立が去りて涼風生まれおり独り居の娘を思い入る夕
13
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ながさき
国民の 三割以下の 支持率で よくぞ日本を 支配できるね
10
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舞
絵日記にまだ咲いてるか恋知らぬ頃を偲ばす朝顔の花
11
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ひなたひとみ
初めての六時堂にて母の名が呼ばれて涙、溢れてきたり
10
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ひなたひとみ
悲しみはいつ来る今朝もお漏らしのシーツ抱えて一日始まる
8
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うすべに
まぶしさが水辺にさそう 風はもう風鈴鳴らす夏のささやき
12
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へし切
なつかしく 垣根のうばら咲きにけり 夏色の空 いつもの小径
13
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滝川昌之
雲の影 走った瞬間 跳び込んで 早苗に隠れる カエル弱虫
15
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横井 信
あと少し先の知りたい本を閉じ駅に列車はゆっくり停まる
11
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へし切
増額の児童手当は 第三子 消えるトリック まさに異次元
11
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横井 信
夕闇のしずかに降りる駅で待つ風の涼しい夏の半月
12
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