只野ハルのお気に入りの歌一覧
Chico
隧道を出で朝より蝉と成る ままならぬそのひぐらしのこゑ
8
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Chico
聽くものの意識に耳をそばだてつ今し奏でる レイ・チャールズは
7
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Chico
うなぎやの扇ぐ團扇を暫し止め はるかなる二死滿壘の甲子園
17
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Chico
貸りて來しNoteに貼らるる附箋紙が不意に呉れたる投げKissのごと
14
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三條
いつだって遠い異国のおはなしのように聞こえる戦争のこと
8
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うすべに
涼しげに柳ゆれても鳩と鹿 人だけじゃないミストのまわり
13
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恣翁
午後の陽は 深き庇をすべりつつ 砌の石を白く焼くなり
11
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蔓葵
朝がすみたなびく山のふもとよりうすくれなゐの春は来にけり
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ながさき
「温暖化」過ぎ去り 今は「沸騰期」 国連総長 警鐘鳴らす
14
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うすべに
雲もなく息もたえだえ 道端で夕立を待つ名も知らぬ草
10
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うすべに
鳴きもせず飛び去る影は凛として オスの叫びにすずしい顔で
9
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うすべに
あつさ避け夜あるく人に応援を 足元てらす上弦の月
11
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睡密堂
向日葵のような人とは友達になれないわたし月を見ている
8
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睡密堂
迎え火は焚かずキュウリを丸かじり君は馬より風に乗るはず
13
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滝川昌之
運命を恨み神へと投げたのか横田の奇跡のバックホームは
15
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恣翁
図らずも 軒を掠むる蛍火や 夜風にひとつ流されぬらむ
15
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滝川昌之
喧騒の去った浜辺を片づけるライフセーバー束の間の夕凪
12
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ななかまど
図書館の森で本は眠りおり銀河鉄道の父起こしてやろう
13
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滝川昌之
ねじ山がバカになってる釘のごと動かぬ渋滞ドライバー泣かせ
10
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恣翁
灯籠を流しつる川 上り来る真沙魚に見付くる近き秋かな
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