只野ハルのお気に入りの歌一覧
みん
ボクシング見てる彼氏の横顔を見ながら食べる新玉ねぎ
7
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みん
呑みながらこの世はクソとつぶやいた君の瞳は美しい
1
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恣翁
朝晩の 目立ち初めにし秋色に 思ひを致す関寺小町
13
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林林
三五〇ccの水筒麦茶入れ職場に到着直後飲み干す
7
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林林
髪すべて厨房帽に隠すから白髪増えても気づかず五年
9
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林林
気持ちより涙は遅れて出るらしい研いだお米の笊傾ける
11
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林林
まず己が手で確かめる硬き菜をみじん切り器の前に包丁
3
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林林
後朝の夢のあとさきふっくらと珠玉のお粥さんをあなたに
9
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うすべに
舞うかぜに柳みだれる夕暮れの つばめ急かせるオレンジの雨
12
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林林
秋にのみ日の差す窓辺の胡蝶蘭次の春へと熱たくわえる
9
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林林
見上げれば緑の柿のたわわなり熱に負けるな根に肥やし鋤く
9
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林林
草の根の脈を辿ればするすると力入れずも抜ける雨後かな
8
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うすべに
下手くそなたぬき寝入りに指を立て かばんに詰めるつまらないもの
10
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みなま
アナベルの白のとなりにふた房の柏葉あぢさゐ頭を垂れてをり
6
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林林
すいと飛ぶ蜻蛉を追いて見上げれば涙のしずく抱きしめた空
14
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林林
戦地より名入りの万年筆のみが戻りてそれが僕のじいちゃん
13
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へし切
逃げ水は追へば消えゆく遠き日の 吾が片恋にさも似たるかも
15
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へし切
盂蘭盆会 静かに迎ふ蝋燭の影もほのかに 君と語らふ
14
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ななかまど
悔恨の波いくたりも寄せくれば消しゴムひとつ手に持ちており
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滝川昌之
盆踊り覚えた頃に曲は消え一夜でしぼむヨーヨーのごと
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