只野ハルのお気に入りの歌一覧
秋日好
夢中で常の笑顔に出逢えしを細き両膝姫抱きする画
4
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秋日好
雨頻り止まることなく冬の立つバス停で待つ我しもあはれ
11
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聴雨
泣きぬれて雨に打たれて濡れそぼつ私も水の輪廻の一部
9
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ななかまど
一桁の気温のなかに身をおけばあの夏の日に逃げてもみたし
15
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秋日好
霧雨に朽つる羊歯の葉うらみにて果敢なくならむ君迎へ来よ
7
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秋日好
尼削ぎに切るのも楽し長き程良しと笑みたる君に背きて
9
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聴雨
もしや君ゆめにありせば片恋の人がみ胸に安らふがいい
10
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滝川昌之
日曜のランチョンマットは支持率の落ちた内閣告げる朝刊
16
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恣翁
逆光の山並み 近く見ゆるかも 炊ぎの煙の漂ふ夕に
16
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恣翁
月影を浴びし二人は俯きて 語る息さへ白く凍りぬ
17
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呼吸
行く秋にとりのこされるひとりにして潮騒のおと聞きつつ座る
7
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へし切
さみしさを色なき文にしたためて送れば もみぢに染まるでしょうか
18
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バジル
息をするのにもお金は要るのよね辞めて三月の彼女は言った
15
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falcon
「十三夜の月も綺麗だね」かたはらにいうべきひとのかげもなく
8
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へし切
秋暮れてしぐれに濡るるもみぢばはただ老い人のたもとなりけり
13
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うすべに
旅立ちの朝のさみしさやわらげた あなたの歌をもう一度聴く
14
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横井 信
堤防の風のかたちのススキの穂そっと見下ろすいつもの列車
13
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ななかまど
昨日今日猫にゆずりぬ秋日差し老いたる背中をゆるり撫でやる
16
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横井 信
柿の実の色づく里に冬鳥の帰還知らせる高なきの声
15
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恣翁
錆び付きし 古振りの鉄鉢に 梅擬の朱 鮮やかに爆ず
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