只野ハルのお気に入りの歌一覧
恣翁
袖垣に絡みて咲ける朝顔の 哀しく映る暮秋の手水
15
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灰色猫
体温が同じであればAIもアンドロイドも愛すのだろう
10
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茂作
昂ぶりて聲を荒げしその後に 啄木を讀む繰り返し讀む
15
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村上 喬
秋深し流るる星のその下に一つ生まれたさようなら
13
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恣翁
降り注ぐこもれびを浴び 先をゆくあなたの背こそ 白斑に染まれ
16
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茂作
朝取りし畑の茄子の味噌汁を 啜つて二人秋を喜ぶ
15
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凌霄花
秋ゆらり洗濯びより縁がわで寝ぼけまなこの猫の愛らし
16
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恣翁
白昼の逆光の中 パラソルの下の 虚ろな女の視線
10
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村上 喬
さよならの向こうに見える微笑みは明日の僕を慰めている
13
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茂作
時過ぎて妻と尋ねるはらからの 仕舞ひの土地は今も變はらず
16
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バジル
甘やかに金木犀が問い掛ける いまでも真っ直ぐ愛してますか
16
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矢車菊
うたといふ花をつぎつぎ巡りつつわたしはひとり旅する蝶々
11
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舞
秋こそは もの思わせる 落葉の 踏まれて軽き 音の幽そけく
8
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へし切
頑張れど この貧困は変わらない 生まれた処で決まる裕福
11
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ななかまど
人恋うて陽射しを恋うて寄る猫の立てる尻尾の影長くなり
14
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滝川昌之
キャンディーを小さなお化けの数の分 盗られて嬉しカボチャの夜は
20
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へし切
野に出でば 頬に冷たい白秋のコスモス揺らす 一陣の風
11
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へし切
身に応ふ 冬の寒さに紛ひたる 時雨の後の今朝の露かな
15
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横井 信
枯れ草のふわりとゆれる十月の冷たい風に上着をはおる
10
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うすべに
ジュピターに輝き分けて虫の音の 宴のあとの十六夜の月
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