白亜のお気に入りの歌一覧
芳立
薄ら氷のとけぬ心にさき急ぐさくらを誰がおぼえやはする
11
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粕春大君
震災揺脳大倫零、明哲保身畳馬齢。 富者兪肥貧更痩、天情既喪後来冥。
28
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falcon
高き枝の杏花にかげを残しつつ過去の充ちくる日の入る夕べ
10
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ふきのとう
両親の遺影に向かい「おやすみ」と言ひて眠れば娘にかえる
42
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ふきのとう
雪吊りの解かれぬままに白梅の固き蕾はいくつも見えり
20
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三沢左右
絵のうちの風絵のうちの草ゆらし筆のすさびの秋のゆふぐれ
15
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三沢左右
群鶏の羽搏つ音のいや繁し土埃咲く春の木の下
13
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三沢左右
美しき花重なりてまた小花いづれの色も違ひたりけり
15
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三沢左右
花房の幾重に紅き野の梅のたのめたる人なれやわが君
15
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三沢左右
風立てり一片だにも散らぬ梅の涙なき春になりにけるかも
8
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浅草大将
茂りゆく枝は同じにあらねども種はひとつのやまと言の葉
18
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たんぽぽすずめ。
ペガサスに十字の傷が在りし絵へ闇を抜けたき日が降り注ぐ
17
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市川春水
水色の窓より見ゆる菜の花よ おや とほくで空が鳴つてゐる
7
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市川春水
風吹けば霜ふる土に山茶花の散りてこごれる朝のみちかな
26
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浅草大将
花見よとひと宣るは惜し日の微かのびしを春の訪ひと詠みなば
16
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浅草大将
一人すむこころのままに匂ふかな君が便りの世をうめの花
13
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浅草大将
あかねさすヒルデガルトの幻か野辺にはるひのかすか揺れつつ
6
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芳立
雁ふたつ添ひゆく川はささなみの夜に灯りしひとのかげ見ゆ
9
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粕春大君
路の端に土くれがごと塵ばみて伏してこそあれ清き心は
12
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たんぽぽすずめ。
落ちるまで夢を見ながら色の無き街に消えゆく雪は素敵だ
15
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