白亜のお気に入りの歌一覧
環
風のはやさでちひさく浮上するさくら(あれは)蝶の翅です
5
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三沢左右
千砂潤び春雨薄く花ぶさを包む葉桜萌ゆる春かも
15
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三沢左右
水路まだら桜の色に淡く染み春の名残をやはら運び来
8
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三沢左右
足音も軽き石畳に落花 葉桜淡き緑覗かす
4
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三沢左右
ごごと行く電車疾風に散らされし春の終わりの葉桜並木
3
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三沢左右
雨残る空に葉桜ほの染みて緑透かせる駅前通り
8
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河のほとり
川波はあまりな寄せそ水ぎはにし咲ける菫の濡れもこそすれ
4
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ふきのとう
御社のしだれ桜に手をふれて春の息吹きを共によろこぶ
26
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ふきのとう
はにかみて肩をすぼめるみどり児は遠き昔の娘と重なりて
19
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ふきのとう
春風はほのかと匂う梅の香をバス待つ我に届けてくれる
21
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もゆや
空色の買ったばかりの自転車でわが子は春を追い抜かんとす
20
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ケンイチ
海のものは海に寄り添ふ東風のやがて過ぎればふたたびの道
9
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河のほとり
うぐひすの鳴く山のベのタ影にほのぼの見ゆる桜花かな
15
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浅草大将
ともに咲けばいづれを梅よ桜よとわくもあやなし花のながめは
16
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falcon
うす衣のあはきくれなゐ夕霞こころ残して街にまぎるる
22
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恣翁
月照らす岸の花神は頬染めて 螢に似たる漁火眺む
38
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芳立
わが胸をつきぬけ君は八月の檜の森と同じ目の色
8
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聴雨
うつむきて零すすべなき花ごころ知るや知らずや春の夜の雨
15
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河のほとり
うたたねの夢のなごりは春風にただつかの間に匂ふ梅が香
15
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河のほとり
鳥のこゑ仄めく暗き梢には風立ちさわぐ杜の夕暮れ
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