白亜のお気に入りの歌一覧
聴雨
訥々と湧きては落つる一言に似てふり初むる小夜時雨かな
8
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聴雨
時雨るるを耳そば立てて聞きゐれば折々わらひ折々に泣く
18
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ケンイチ
風の呼ぶ声に背きて積もる日のうちにも騒ぐむつ花の香ゆ
5
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緋色
寝違えて世界を斜めに見てしまうそれでも虹はきれいに見えた
9
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ケンイチ
空しろく消えゆく旅の足跡をかなしみて待つ六つの花かも
6
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みやこうまし
しぐれ来て京の町並み灰色に雨と絡みつ雲影走る
14
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浅草大将
初時雨ふるきゆかりのくさぐさを偲ぶ眺めはむさし野の空
12
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たんぽぽすずめ。
たんぽぽの綿毛になってあの人の頬へ乗れたら消える遠距離
19
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どるちぇ
病室の窓には白き富士の山小さきことよと言うが如くに
27
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浅草大将
打ち終えて夜半にぞ秋は去りぬらむ今日たつ冬の霧の衣を
10
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恣翁
秋風に 黒き葉影のざわめきて 白き珠置く露滴れり
33
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はな
神様はいてほしいけどいないって言われたほうが納得できる
14
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ケンイチ
霧深くまとひて立てる朝にもみづうみはなく冬のはじまり
6
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みやこうまし
嫌だとか怯む間もなき忙しさ介護は使命と天が付与せり
17
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ケンイチ
当て処なき霧ふかき夜のしるべとて果てなく並みし白灯の道
12
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どるちぇ
特大のクリスマスブーツ抱きしめて君の笑顔に逢うまで二駅
14
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桜園
亡き祖母の握りてくれしおにぎりを思い出したりむかご摘みの日に
21
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粕春大君
濡れて散る紅葉ひとひら踏みかねて傘のひとつぞ立ちどまりつる
25
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粕春大君
あしひきの山に織なすもみぢ葉は時雨るるごとに照りまさるなり
17
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恣翁
耳に付く 芭蕉を叩く雨音に 眠れぬ儘に 夜の明けにけり
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