桜田 武のお気に入りの歌一覧
音蔵 雅秀
愛し子は 父の陽だまり 思うだに こころ和みて 温かくなる
2
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バジル
「もう一度触れてください」もう二度と聞けない台詞を改札が言う
13
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桜園
久しぶりうたのわたずねふみみれば優しき友の嬉しき歌あり
12
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へし切
なでしこの花見るごとに思ひ出づ手に取り持ちて恋ひぬ日はなし
13
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へし切
秋さりて鵙なく野べの静けさにしだれ咲き散る白萩の花
16
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ななかまど
有限の苦しみ先に延ばされて戦車の轍に種を蒔く人
15
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ななかまど
籾殻を焼く香りの漂いて足早の秋冬間近なり
19
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滝川昌之
駆け足で過ぎていきそな秋だから釣瓶落とさぬ蓋をしておく
17
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滝川昌之
分度器で測ったわけじゃないけれど五度は下がった秋の陽と気温
17
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横井 信
秋空も草葉をゆする風も見ず部屋で仕事の僕のいち日
14
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横井 信
柿の実の色づく里に冬鳥の帰還知らせる高なきの声
15
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滝川昌之
副菜が夏野菜から移りゆきエノキバターが秋鮭に添う
21
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バジル
僕達にこぼれる星と潮騒と沖に漂う青き漁り火
4
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へし切
秋は夜 月の頃には更なりと言の葉種を書きたむ 夕べ
13
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へし切
鶉鳴く古りにし里の秋風に尾花なみよる深草の宿
17
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ななかまど
生で聴く七十年代の唄声を聴けば心の潤いてくる
15
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ななかまど
風に揺れ雨に打たれる乱れ萩ことば少なの人と見る庭
17
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滝川昌之
黙せずに食べていいよと先生が僕らの知らぬ給食を告ぐ
18
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滝川昌之
もの想う歩く棚田は黄金色染めて優しい秋の午後の陽
16
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横井 信
晴れていく空気の澄んだ雲間からやさしくのぞく十六夜の月
16
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