桜田 武のお気に入りの歌一覧
名鈴
群竹の 最中に生ふる なよ竹は 縦し撓よるとも 世にぞ立つべき
11
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ななかまど
疫病の退散あれば声高に春の坂道駆けたきものを
10
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滝川昌之
「対面で飲みたいです」と子に言われ同じセリフを仏壇に置く
20
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灰色猫
図鑑へと丸め込まれた恐竜の絵を絶滅の危機から救え
7
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灰色猫
感性のすべてで画布を埋めるからこの絵に自由な名前をつけて
10
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ながさき
限りなく 蒼き夜空に 黄金の 満月かかる 如月の尽
16
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ながさき
白雪を 抱きて光る 伊吹山 幾千年の 風雪に耐へ
12
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へし切
宣言下 なかなか会えぬ孫の顔 和める一日の賑やかな声
14
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へし切
コロナ禍の 五輪に使う金あれば 仕事を失くした人々のために
16
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ななかまど
三食としもの手配に愛猫の信頼われに二百パーセント
9
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ななかまど
やわらかき苦味かかえて蕗の薹春はまっすぐ母の忌近し
12
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滝川昌之
花形へ春の舞台を空けるごと朧月夜に散る白梅は
19
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滝川昌之
風に泣く付けたばかりの枝先の河津桜の花芽怯えて
19
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横井 信
道真をしのんで歌う先達の石碑へそっと寄り添う梅花
20
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横井 信
川沿いに曲がりくねった道ゆけば茂みに咲いた梅も満開
16
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名鈴
小魚貝 海布を漁りては 飢ゑに耐え 命繋ぎし 遠つ祖達
11
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名鈴
春の風 雪解きすすぎ 清かにも 気を澄ましては 花咲くを待つ
10
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武蔵野
日が暮れて 冷たい風に 誘われて 窓を開けると 今日は満月
6
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武蔵野
コロナでも インフラ守り 働いて 悪戦苦闘 汗水垂らし
6
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へし切
いいじゃないか 夢はなくとも 今 僕が力の限りに 生きているなら
19
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