桜田 武のお気に入りの歌一覧
へし切
初春の朝の陽ざしはやはらかに 凍るこころを溶かしけるかも
15
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滝川昌之
「またな」だけ次を告げずに去る友の背に遠き日の青春を見る
20
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滝川昌之
明日は置く雑煮の滲みた祝箸 賀状の返信出して出勤
19
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横井 信
古里のそっと近づく山並みに子供とふたりバスに揺られる
16
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桜園
生徒らとトランプをしてはしゃぐ顔どの子もみんな光の子ども
8
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桜園
手を合わせ平和を祈る我と夫見守りて立つ熊野の神木
9
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滝川昌之
室外機動いているか独り身の近所の老婦の無事を視る朝
21
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へし切
冬さりて老いにあらがひ北颪いたくな吹きそ吾ぞ歩めぬ
14
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へし切
雪月花 清きこころにあるように 政治も清きに 人は和める
13
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ななかまど
寒風に竹の穂先がしなりおりその柔らかな見事な裁き
15
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ななかまど
山茶花にふわり載りたる綿の雪紅と白との無念の深さ
14
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滝川昌之
子供向けゲームやおもちゃのCMに家族が和むクリスマス前
16
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滝川昌之
念願のグリーン車での通勤を妻が許可するボーナス日のみ
19
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横井 信
三日月の浮かぶ師走の夕暮れに家路を急ぐクルマのライト
11
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横井 信
早朝に冷たい風を見上げればぽつりとあたる雨だれひとつ
12
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バジル
缶詰めのほうれん草を食べなくちゃオリーブみたいに君が呼ぶから
14
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ななかまど
翡翠色はねに背負いて飛ぶ鳥の宝石のごとニホンカワセミ
16
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ななかまど
林檎箱あければ赤の物語乙女らのごと光を帯びて
14
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へし切
しあわせな人をし見れば微笑まし吾は淋しい老い人なれども
13
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へし切
木枯しのもの憂き響き聴く夜は人待ち顔にぬくもりを恋ふ
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