桜田 武のお気に入りの歌一覧
バジル
買い物のメモには玉子 妻曰く「卵と書いたら途中で割れる」
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へし切
人知れず野に咲く花もたくましく漢は覚悟とこころ映えなり
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へし切
あらぬ世も逢ひ見むとてと契りきなかたみに袖をしぼり寝ぬらめ
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ななかまど
色のない大地に灯る黄のあかり 気づけば春を呼ぶ福寿草
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ななかまど
春の陽に冷露をまとう蕗の薹 萌黄の色の春のきざはし
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滝川昌之
町工場跡地に古木の梅数輪 老い人ばかりが増えてゆく街
15
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滝川昌之
ルンルンもウキウキも無いオノマトペ老いた身ならばせめてイキイキ
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朝野沙耶
意味の雨 言の葉の槍 正論は正しいけれど正しくはない
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小林道憲
冬越しの灰色のなかに芽吹きたる よもぎの青をいとおしつ見る
5
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小林道憲
蕗の薹 田の畦道に 春告げる 草場にひとつ 芽の吹き出でて
2
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朝野沙耶
過呼吸になって死ねって言われてる 梅が今日とて生命を灯す
12
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横井 信
週末の疲れて帰るバス停でそっとそろえる感情の色
12
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横井 信
心地よく湯船に浸かる冬晴れの土と遊んだ休日の夜
14
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朝野沙耶
このままの平和な世界にいたいから友達として笑っているね
13
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滝川昌之
真ん丸の氷に注いだ琥珀色ダブル二杯で俺も転がす
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ながさき
鈍色の 空から白い 冬の花 地上に着けば あへなく消へる
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灰色猫
この鈴を鳴らすのですよ大切な何かを思い出せないときは
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へし切
顔のぞく春のきざしのちらほらと二月のそらの模様をながめて
13
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へし切
ふるさとが年ふるごとに遠くなる親のゆかりも友のえにしも
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ななかまど
月影もやがて影ってしまうもの テレビで良く見た顔の途絶えり
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