桜田 武のお気に入りの歌一覧
小林道憲
冬越しの灰色のなかに芽吹きたる よもぎの青をいとおしつ見る
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小林道憲
蕗の薹 田の畦道に 春告げる 草場にひとつ 芽の吹き出でて
2
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朝野沙耶
過呼吸になって死ねって言われてる 梅が今日とて生命を灯す
12
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横井 信
週末の疲れて帰るバス停でそっとそろえる感情の色
12
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横井 信
心地よく湯船に浸かる冬晴れの土と遊んだ休日の夜
14
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朝野沙耶
このままの平和な世界にいたいから友達として笑っているね
13
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滝川昌之
真ん丸の氷に注いだ琥珀色ダブル二杯で俺も転がす
17
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ながさき
鈍色の 空から白い 冬の花 地上に着けば あへなく消へる
11
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灰色猫
この鈴を鳴らすのですよ大切な何かを思い出せないときは
8
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へし切
顔のぞく春のきざしのちらほらと二月のそらの模様をながめて
13
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へし切
ふるさとが年ふるごとに遠くなる親のゆかりも友のえにしも
15
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ななかまど
月影もやがて影ってしまうもの テレビで良く見た顔の途絶えり
14
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ななかまど
コンビニの仕掛けた術に拗ねつつもこれも文化と巻き寿司を食む
15
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滝川昌之
夏みかん一つで部屋中柑橘の爽やかな香でいっぱいになる
17
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滝川昌之
見つめても何も返してくれないが温みだけじゃないストーブの灯は
17
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横井 信
待ちわびた蕾もゆるむ立春の朝陽を浴びる畑の蜜柑
12
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ながさき
快晴の 大空見上げ 心地よし 日差しは強く 風はやはらか
10
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ながさき
冬晴れ哉 青菜に鹽の 永田町 假面はがれた 我利我利、亡者
8
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滝川昌之
金平糖ほどの蕾が枝先に紅よ膨らめ寒中の梅
14
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ながさき
「裏金」を 事務手続きの ミスですと のたもう君は 総理失格
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