まぽりんのお気に入りの歌一覧
KEN
こおろぎは 弔ふやうに 鳴きにけり 西へかたぶき あからむ月に
9
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城南
白露の凍れる霜の葦辺よりかなたに見ゆる人の面影
6
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芳立
世のなかはわりなき葛の伸びわたり繁ること葉をいかに刈るべき
8
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吉野 鮎
敗戰を終戰といふまやかしをこの年もまた八月十五日
16
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ひすいの湖
みとせ前 触れしあなたの薬指 今はくすんだ銀色に照る
10
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夕夏
ちちははのじっかのおはかたずねてはいつまでいけるわがこにたずね
5
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松本直哉
たぎつ瀬に逢合橋のなか絶えてぬれにぞぬれしわたるすべなみ
7
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へし切
さわやかな風に戯れ 秋茜 厳しき残暑も季節は移れり
18
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横井 信
足ばやに流れる雲の影ひとつ実り始めた稲穂の重み
16
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滝川昌之
年配のフードコートの先住民 夏の子供に隅へ追われて
16
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ななかまど
にわか雨止みし後には涼風が窓を通りて命うるおす
9
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詠み人知らず
菩提寺の山風涼しき朝の墓に無言で胸うち話しかけをり
13
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千葉 甫
遠くから見つけてくれて手を振ってくれた幸せあったあの夏
7
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つばす
迎え火を台風に押された精霊馬 一族背に載せスピード到着
5
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恣翁
引き潮の泥底の黒 泡沫と臭気を発し 陽に輝けり
14
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舞
枯れ野ふく風となりたや行く先ははぐれ雲ゆく大空の果て
10
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KEN
にはたづみ 樋流れ落つ 雨の音に 尚澄みわたる 秋蟲の聲
13
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横井 信
足元を照らすあかりは揺らめいて祭りのあとをそっと切り取る
14
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つゆふみ
沈み逝くこともゆるさぬ海ならば運べもがれた言葉と、ゴブッ・・血?
6
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つゆふみ
色も香(か)も匂いもないこの「うしない」は流し込む千歳(ちとせ)続いた歌に
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