まあさのお気に入りの歌一覧
えこ
バイト中おばちゃんがくれた饅頭の味にすべてを赦してもらう
13
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はつなつの
今日よりはわれに歌ありと思ふだに耿然として力湧くかも
11
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新座の迷い人
東風吹きて 梅花香し 心地よさ 妻に見せたや この梅花かな
18
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藍子
時折に背筋を伸ばすこの仕草老いでは無いと思いたき我
22
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西村 由佳里
足踏みをしながらそっと立っている君の頭が見えなくなるまで
10
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絮谷新
塋域に搖るる寫し繪ロールシャハ三つのクォーク捧げし夢の
14
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詠み人知らず
知りもせではじめて母の爪を切るそれが最期となりたることを
28
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千葉 甫
部屋ごとに時計があって部屋ごとに少し異なる時間を見せる
7
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千映
命ある限り便りを出したとて消化の出来ぬ切手の買い置き
12
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高松 蓮
風吹いて お空に取られちゃ 困るよと 弁当抱き締む 遠足の朝
10
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詠み人知らず
暦では春來るとは云ひえども 春の裝ひ見る方が寒し
7
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詠み人知らず
故郷への切符を握り乘る電車 汽笛鳴る毎 白雪舞ふ町
12
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野々花
吹き荒ぶ風の死角に身を潜め何を語らうつがいの雀
22
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野々花
「桜餅」売り切れ告げる和菓子屋の墨書きの文字まだ濡れており
25
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万陽
「痛たたたっ」と 顔をしかめて 足見れば積み木の迷子 主張した朝
16
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舞
寒椿朽だす雨降る如月の優しく濡らせ春待つひとを
15
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松本直哉
なごり雪消えなば摘まむ君がためリナリアの花アネモネの花
15
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inosann
客先の重なる拒絶に心中でドミノの牌が大きく揺らぐ
20
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石川順一
要項が届き期待が膨らめば期待は直ぐに打ち砕かれる
12
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石川順一
水流で葉裏の黒い虫を取る葉裏の黒い虫はたじろぎ
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