恵のお気に入りの歌一覧
ながさき
「栗の実を拾ってきたよ」 妻は言う 妻には妻の 楽しみがある
28
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灰色猫
知恵の実をまだ食む前のイブとなり貴方を愛す林檎の木の下
19
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林林
和みませ 大根きのこ出汁で煮て夏の名残の素麺入れて
23
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香月
君が手を握りて伝ふぬくもりの焦がして乱る孤悲のやさしさ
8
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月虹
駆け足で過ぎてくひと日真夏日の暑さに負けぬスパイラルターン
31
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ねこめ
抱きしめてほしかっただけ淋しさを埋める力が君にはあって
7
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詠み人知らず
バーチャルな世界にふらり迷い込み 少し疲れて心機一転
8
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村上 喬
喧噪が静まってなお身を隠す二人の上の遠い青空
23
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速魚
紫陽花の青ふかぶかく染めなんと糠雨煙る 銀色の朝
17
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舞雪
旅立った君の命は星になりいつかの夏に飛び交う蛍
11
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千映
咲いた花まだ落ちること忘れてる名残の雪に山茶花の紅
13
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村上 喬
背伸びする君の背中に寄りそってふわりとささえる風になりたい
30
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村上 喬
目の前に不安があるというだけが確かなことと知る夜の孤独
20
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あまおう
好きという 軽い言葉に 置き換えて 大人同士は それで十分
32
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あまおう
「おまえがかい?」草葉の陰からお袋が 歌を詠むのを笑っていそう
33
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あまおう
口許でキュッとくわえた水玉の シュシュが束ねる貴女の本気
36
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あまおう
三日月の腰の辺りを引き寄せて意外に細く柔らかいこと
35
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あまおう
おかえりと十年ぶりに母と寝る四角い箱は窮屈でしょう
47
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あまおう
神々し線香時折りなびいてはゆらりこの身に絡むまぼろし
39
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あまおう
ピアノ弾く ほそき背筋に 見とれたら グラスの氷 からんと拍手
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