恵のお気に入りの歌一覧
クロネコ
花見ては 春を憂いし 思いける 幾年前の 若き時分よ
6
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クロネコ
蛍火の 戦の傷の 哀しさは 古典にあらねば 血涙絶えまじ
10
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聴雨
春はなほ雲居に高きうたの糸たぐりて結ぶゆめぞ久しき
8
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大野 冨士子
電柱の影を選んで歩を進め 紫外線から 守るもの無し
22
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桜田 武
我が宿で冬を過ごせし蜘蛛外に春の陽浴びよと慈悲の心で
7
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吉野 鮎
茫茫とふきぬけゆきぬ裡の風流されゆこふ 流れてゆこふ
11
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林林
「十年間育ててくれてありがとう」親の手を解き子は未来へと
26
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詠み人知らず
指離れ 淋しげな微笑ひとつ咲き 雨にとけゆく きみの残り香
58
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乃梨子
生きる覚悟を差し出してここで死んでった人びとと脈重ねる
8
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月虹
空白の時間に育ちゆく恋よ桜は空へ一斉に咲く
21
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月虹
少しずつ日々は変わりゆく中で何も変わらずひとりたたずむ
20
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月虹
何一つ無かったことにはできなくて遠くながるる桜見送る
28
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月虹
きつちりと葉桜となり早緑の風吹く恋も第二ステージへ
35
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速魚
雨よ雨 海へ送ってくれないか 舗道に散った桜の花を
13
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灰色猫
風光る初夏を迎える葉桜のまぶしき緑にこころ癒され
19
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石川順一
クマゼミとヒグラシ混同するケヤキ数年前の夏の事かな
13
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へし切
閑として空しきものの花のあと春はこころを侘びしめてゆく
20
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詠み人知らず
明日はもう吾は旅人全て捨て この蒼穹の果てまでゆくか
15
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千映
時として吾を娘と思わずに女として見る母の脳みそ
15
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滝川昌之
美しい詩人の歌は手折らずに狭庭に届く囀りと聞く
28
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