車男のお気に入りの歌一覧
恣翁
海はただ 打ち寄せられし 牡蠣棚の 向かふに青く 煙りたるのみ
26
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芳立
障害を障がいと書く自分には差別ごころがないとうそぶく
13
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只野ハル
久々に名前見つけたその人の歌を読み拍手する嬉しさ
14
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紫苑
白き手に地に還るひと 責めを負ふひと おのおのを気遣へるひと
12
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紫苑
何をいかにしたきか己視えぬまま喉元の熱き固まりを呑む
10
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山本克夫
広義では空の悲しみ狭義ではわたくしの悲しみまよなかの雨
13
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紫苑
なまくらに折り合いをつけうた詠めば己が身を削ぐ傷の錆びつく
17
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紫苑
鈍いろが蒼にあかねに染まる空いちまい切りてふみを書きたし
14
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紫苑
抗へどはや飛ばじとて蝶凍つる命を燃やす恋なきままに
11
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只野ハル
雨が降るひとりの部屋の窓に降る遠い思い出呟いて降る
1
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紫苑
「あと一杯」砂を注げり 慾ゆえにすべて崩るることを知りつつ
15
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紫苑
冬ざれの陽の差し入らぬ道ゆけば朽ち葉水滲む等々力の渓
9
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光源氏
身の上のつらき定めの月影にひそみ聞きしを謌のはげみに
22
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紫苑
あてさきに訪ふ花なくも蝶の文風花と舞ひ天までとどけ
18
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紫苑
施肥を終え熱きコーヒー啜る眸に澄みて静けき冬の青空
22
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紫苑
ジャズバーの扉漏れ来るサックスの「サマータイム」は「枯葉」にかわる
38
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卯月
授乳用クッションを買う傍らで万一のため記す遺言
5
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東大寺
明日知れぬ 命を今朝も 永らえて 冷たき水の 美味さこそ知る
8
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只野ハル
道しるべ戻れぬように倒しつつ先見えぬ路只一人行く
3
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詠み人知らず
これでいい これでいいんだ これでいい 唱えてなくば 気が狂いそう
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