紫草のお気に入りの歌一覧
恣翁
水底に 月輝けど 細波の 痕一つだに 水面にあらず
19
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舞
朝日降る淀の流れの滔々と夢も歴史も呑みて留まらず
7
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せいか
肩までの髪に香りを忍ばせて嘘を羽織りて君へと急ぐ
2
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くりくりまろん
手を取りて頬に押し当て目を伏せつ別離の時空を君は貪る
5
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みやこうまし
木犀の花かんざしの風に揺れきらきら散れば金箔の渦
14
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半格斎
子等来むと横断歩道に立待ちの旗持つおうなは朝霧にぬれ
26
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半格斎
こうべ垂れ尾花の叢や道の邊に流るるあさ霧銀ねずのなか
18
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恣翁
墓地に咲く 彼岸花こそ 似たんめれ 水子供養の 風車にを
22
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舞
酔うほどに月語り来る思い出に忘れんとする君の名を呼ぶ
9
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みやこうまし
木犀の命短し陽が寄りて輝き増せよと光重ねる
11
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しまじま
久方の 月出でほのか おぼろげに 行く先照らし あゆみ始めぬ
1
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雛
あなたへと近づきたくて背伸びしてひとつひとつの階段のぼる
10
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たんぽぽすずめ。
色の無き風がお前は大人だと過ぎれば染みる桔梗の蒼さ
23
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あき
母親というのはどうも いつまでもぎゃおんぎゃぉおん喚き散らして
11
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山桃
風吹かばバランスとれぬ綱渡り核廃絶と原発推進
7
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悠々
リアカーの一台に足る人生を 積んで明日へと牽く瓦礫村
28
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恣翁
樟脳は 箪笥に潜む 思ひ出を 引き出すごとく 漂ひにけり
25
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晴流奏
不自然に歪む心は音を立て我は闇夜に鳴くキリギリス
7
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みやこうまし
恍惚の妻に亡母の面影を見て介護に込める夫の優しさ
13
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舞
稲穂垂れ修羅微笑えむか 大空を見上げる農夫独り田にあり
15
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