紫草のお気に入りの歌一覧
灰色猫
水を飲む味噌汁を飲む米を食うなぜだか全部とにかく辛い
8
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千映2
早々と煮た肉じゃがの湯気漂い幸せという匂いあふるる
7
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へし切
先急ぐ人も寡黙に 大寒の朝は 息も真綿のごとく
13
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只野ハル
飛び方を考えてみる変わり者あのかもめ今どの空を飛ぶ
6
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舞
青空は無限視界の宇宙まで凛と澄みては美しき朝
7
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みっさん
降り注ぐ初日の光り身に受けて新たな一歩踏み出し行かむ
3
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御宿川蝉
共寢せし 人戀しくて 眠られぬ 軒に明るき 冬の滿月
12
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茂作
下校する君に追ひ附き二人きり 驛まで歸つた一度だけの道
14
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わかばみち
裏読みて霞がかかること増えて真っ直ぐだった心は何処へ
8
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KEN
研ぐものは 風か時かは 冴ゆる月 雪照り返し 頬に冷たく
11
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灰色猫
美しく一羽で天を矢のように飛ぶ雁の名はジョナサンだろう
12
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只野ハル
昼酒の呑み会終わり帰宅して独り言するアイス食べたい
3
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只野ハル
千鳥足帰る我が家に待つ人の無くを忘るるほどには酔えず
3
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只野ハル
酩酊と泥酔の狭間彷徨いて辿り着く独居酔いまだ醒めず
2
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滝川昌之
保線夫が仕上げ具合を見下げればレールに映える明け方の月
25
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へし切
この地球に寄り添ふごとく彼方より 冴え冴えしくは冬の満月
15
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ひげじぃ
吾の顔も忘れし母の手をとりて父の声色まねる枕辺
16
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滝川昌之
北風が刺した待ち針抜くように湯船でほどく固めた背中
16
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Proverbe
日常に ほぼ復すまで 数か年 ぐち云ふ宛てなく 默して務む
10
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緒川みるな
ふり向けばまさかの坂のつづらをり一度限りの道を歩めば
10
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