紫草のお気に入りの歌一覧
うすべに
階段を杖にすがってのぼる人 差し伸べる手がためらわれる日
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横井 信
北風の朝のホームで振り返る昨日の夜の悔しい会議
13
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詠み人知らず
情けなく心蝕む護身術自分を騙すさよなら遊び
7
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うすべに
里山のうちすてられた藪のなか 人待ち顔で梅の花咲く
9
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里香
せいいっぱいだ 死にたい奴の 一日は 生きたい奴の 明日なんかより
11
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舞
片手には手袋があり片方に君の手がある右手左手
6
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只野ハル
冬っぽく俯き歩く指を折り歌詠む人とすれ違ったら
7
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ひげじぃ
再診の土産のごとくひと月を生き延ぶための薬出されり
11
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横井 信
占いは吉と出ている曇天の強い風吹く朝の街角
11
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Proverbe
英語でもフランス語でも 同義なり 矢の如くにや 光陰は飛ぶ
12
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きくゑ
しろたへの頂に立ち雪山の麓穏やか遠く美し
7
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へし切
冬の陽は 枯れ木を透かし斑色 風に戯る幼子の上に
14
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なりあきら
おぼろげな 朝の小道を 一人行く 今年初めて 鶯が鳴く
8
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夕夏
いちねんのはじまりいわうこしょうがつあずきをたべてむびょうそくさい
6
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茂作
故郷の冬の思ひ出手洗ひの 氷に驚き母を呼ぶ朝
12
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ガビー
シュウくんと君が呼ぶたび僕はきっと 0・5ミリ心が伸びる
3
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ガビー
久万川の水道橋で睥睨す 青鷺殿下今日も好日
3
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滝川昌之
俺が来て話題を変える同僚は内示を受けた俺のポストの
13
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ななかまど
機関車の後に従う貨車たちのようにワクチン接種の列は
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詠み人知らず
ゆらゆらと陽炎のような私だから何がしたいかわからなくなる
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