紫草のお気に入りの歌一覧
きくゑ
年明けて思ひ浮かべしふるさとの日の丸揚がる古き街並み
6
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滝川昌之
駅伝が去れば寂しい沿道のごとく送りし帰省の我が子
18
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芳立
御仏にならふ身ならずその肉を食らふ虎こそおのれなりけれ
5
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ひげじぃ
タクシーのニュース流るる凍窓を拭い浄めつ初茜みゆ
15
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ひげじぃ
今日を締め今年も閉じてうたのわの拍手もらいて除夜の鐘鳴る
11
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へし切
冬ごもり 春へを恋ひて草も木も ふふみあり待て いつか花咲く
16
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舞
母のひく橇に乗せらる幼な子の紅いホッペの愉しげにゆれ
13
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恣翁
大股に歩く寒き夜 石畳鳴らして響く 高き下駄の音
18
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舞
我が歳と似たるアベック手をつなぐバカらしいのか羨ましいのか
8
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只野ハル
らしいこと特にせぬまま元旦も昨日の続き薄いコーヒー
7
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只野ハル
寒ければ床屋に行かず年を越す顔の半ばを覆う霜髪
6
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只野ハル
つまらないテレビ消しても行く年におくる歌など特に浮かばず
4
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只野ハル
暇つぶしスマホのニューススクロール代り映えせぬ今年も暮れる
2
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名鈴
夢ならば 消え失する前に 読まばやと 震ふ指で 引き解く御文
42
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ひげじぃ
銭湯の煙突に添う寒の月 懐ほふり焼き芋ふたつ
17
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へし切
夕暮れは 君恋しきに冬の空 緋に染めゆく入り際の街
18
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高松 蓮
浴槽の 底で丸まる 玉鎖 ただただ見ゆる 田舎の湯船
8
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恣翁
舞台にし灯りの点り 君が目に 微笑の影の閃きつめり
14
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舞
手を引いて子の先をゆく母の背の子は子どもなり雪を気遣い
8
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へし切
夜の闇に眠るを知らず プラントの 息衝く灯火 暮らしの明かり
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