西村 由佳里のお気に入りの歌一覧
河のほとり
なかなかに過ぎし心のむなしくて変はらぬ花の香こそにほへれ
14
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月虹
いつか見た夢の続きを追うように恋の行方をまだ探してる
61
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こぐまじゅんこ
風はまだ冷たいけれど確実に春の兆しがあふれてる庭
5
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小林道憲
春立つといえどもいまだ消えがたき雪の下なる土のぬくもり
15
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詠み人知らず
冬陽さす窓にうたた寝する母の膝に食べ掛けみかんが残る
23
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恵
節分はいつか挟んだ栞の様あの日の私に立ち返るため
16
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村上 喬
雪の華空の青より舞い降りて瞳の中にふっと溶けゆく
16
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矢車菊
こわかった 揺れるマッチの灯のなかにきみのやさしさ失いそうで
10
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詠み人知らず
色のない二月の森の静けさに心細くて君の名を呼ぶ
17
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成瀬山水
夕焼けの光は檸檬呼び起こす君の紅茶の爽やかな味
15
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ゆり
店先のサクラソウ咲き風ぬるく商店街もほほをゆるめて
6
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月虹
こんなにも広い夜空の下にいて狭い世界で夢を見ている
26
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詠み人知らず
命とはかくも儚きものなのか時は明日を連れて来るのに
18
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詠み人知らず
穏やかな春に焦がれる雪ん娘の手に雪かきのマメが弾ける
10
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月虹
丁寧に確かめながら重ね合う心はとても柔らかいから
61
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矢車菊
遠い日の風を瞳に秘めたまま振り向くきみは大人になった
10
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己利善慮鬼
月の辺の闇に寄り来る星々の散りゆく時は暁の空
5
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己利善慮鬼
結ばれたリボンのような恋だけど解ける時はきっと寂しい
11
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矢車菊
一枚の記憶のパズル はめ直す場所など遠く置いてきたのに
12
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村上 喬
交差する一瞬だけが輝いて僕らはそれぞれ歩き始める
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