西村 由佳里のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
遠い夏君と歩いた田舎道 青い匂いの麦わら帽子
24
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光源氏
逢坂の儚き月をながむれば木の下露に袖は濡れつる
9
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すばる
あの人が最後にくれた物だからさよならの意味考えてみる
22
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光源氏
おのづから心を深くながむればいとうるはしき言の葉となり
20
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村上 喬
憂鬱な昨日なんかは蹴飛ばして走り始める空は快晴
18
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へし切
萌え出づる春の若草目に映えて原の枯野は生意の満つる
16
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詠み人知らず
こつこつと涙も嘘も幸せも積み上げてゆく私の積木
18
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月虹
人々に春を告げたる使者として沿道の梅小さく咲いて
63
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松本直哉
はるいろの汽車にのりたしくれなゐのはなさく丘にきみとゆきたし
5
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詠み人知らず
昨日まで軒端に見えし山際を今朝は隔つる春霞かな
14
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月虹
まだ咲かぬ梅には梅の心あり明日はきっともっと晴天
32
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高安
こぼれ落ちまたこぼれ落つ身のうちにかくもあまたの歌ありしとは
6
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詠み人知らず
氷雨ふる街は哀しみ色に満ち君の瞳に探す温もり
12
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さえね
秋月のすがしく照るを仰ぎつつ降りてゆきます夕暮れ坂を
4
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悠々
手のひらに、生命線の薄れしを ボールペンにて、そつと書き足す
27
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夢士
れんげ草花咲く野辺の空高く青春の夢いまだ忘れじ
17
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月虹
風花がひとひらふたひら舞う朝にまた欲しくなる君の温もり
62
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富鴨
常闇に照る望月は微笑みてわれ雲になり君に寄り添ふ
12
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矢車菊
思い出を手放すように種を蒔くぼくらに春が訪れるように
8
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文月
珈琲にみるくを注ぐゆるゆると春が広がるひとりのカップ
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