西村 由佳里のお気に入りの歌一覧
灰色猫
長らくに耕す者もなくなりし休耕田を慰むる雨
22
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灰色猫
新緑の湖畔を歩む涼やかなドレスのような日傘をさして
20
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灰色猫
満天の星を鳴らして歌います君を愛する子守の唄を
24
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舞
君の名をノートの隅に書いて消し授業の合間盗む横顔
13
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幸子
あの後をどう過ごしてる本の中縦横無尽に生きた彼らは
18
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うすべに
ゆっくりと 花の下道ふたり連れ 白髪を飾るうすべにの雪
16
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灰色猫
始まりも終わりも知らず懸命に忘れ去られる今日を生きてる
22
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滝川昌之
払わずに肩に留め置く一片の花と歩めば春は爛漫
28
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詠み人知らず
世の中は三日見ぬ間の桜花明けて令和の清風に咲く
15
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河のほとり
鳥や知る園生の梅を吹き過ぎて風は行方の空に香ると
16
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滝川昌之
仰ぎ見る花で気づかぬ足元に俯くようなスズランの白
22
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林林
雪柳泣いてるやうな笑むやうな白き涙をはらはらと、春
30
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灰色猫
生きること生き抜くことの切望が一夜の夢の病床にあり
21
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夢士
春の川その場動かぬ人あまたレンズの先の翡翠一羽
16
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磯山武士
あいさつをかわすことなく夕暮れて身にもしみゆく三月の雪
9
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詠み人知らず
風に乗りかおり漂う沈丁花咲く場所さがす寄り道楽し
7
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コタロー
登校の一年生の黄色帽菜の花畑に染まつてゆきぬ
8
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灰色猫
水色の衣乱るる狂おしき君のはだけし月色の肌
16
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灰色猫
凍てついた月にも春がくるように君の歌にも春の訪れ
17
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灰色猫
藍色の朝に消えゆくお月様さびしさよりもずっとはやくに
16
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