灰色猫のお気に入りの歌一覧
睡密堂
右側にかたむきながらおそらくはあちらが春でございと案山子
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兎桃
受取のサイン求める赤き手に知る由のないくらしを想う
11
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音蔵 雅秀
AIと 五感と心で問答す 夢中になりて 気づけば丑三つ
2
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音蔵 雅秀
週末に 帰り待つらむ愛し子は わが足音を聴き分くるとか
5
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へし切
ものなべてうらはかなげに暮れかかる春来といふにもの思ふなり
16
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滝川昌之
足湯でも浸かりに行くか河津では早くも桜が観ごろだと云う
18
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ななかまど
波の音右の耳より入りきて左の耳を潮風なでる
15
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横井 信
まだ寒い田んぼの中のバス停の朝のひかりが少し春めく
10
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うすべに
きさらぎの空の気まぐれ梅の花 陽ざしに浮かんで翳りにしずむ
11
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美生子
入院の夫はもつと寒かろと一人の居間のストーブを消す
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恣翁
鮮やかな色の鱗の並ぶがに 波紋のごとく出づるマヌカン
13
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横井 信
まだ風の冷たい朝もポケットの中でやさしくスマホを握る
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茂作
消えのこる雪にまじりて咲きにけり くれなゐうすき梅のはつ花
16
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KEN
つくり笑み 暦の春に降る雪をうれへ咲かせて桜爛漫
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Aquarius
生まれ来て極あたりまえ呼吸する当たり前だが許可を得てない
2
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舞
積もりゆく白より白く みおもての憂いか笑みか聖マリア像
10
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音蔵 雅秀
寒かろに 雨に打たれつ 電線に 鳩の淋しげ お前も独りや
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ななかまど
置いた筈はずのところに物はなく時掠めとる失せもの探し
16
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へし切
この国の政治の質が問われている国の基が揺らぎ壊れる
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みそ
買ったパン、一気に食べて眠くなる。愛ってこんな気持ちなのかも。
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