灰色猫のお気に入りの歌一覧
河のほとり
愚かなる我が言の葉も仏なる三十一文字の慈しむかな
10
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河のほとり
あらし吹く外山を雲のめぐり来てやがて涼しきさみだれの降る
11
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工藤吉生
泣きながら登校する子とすれちがい地面に落ちる一滴を見た
8
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詠み人知らず
吐くように丸い背中で少量の 言葉を絞る そんなのがいい
14
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松本直哉
水鉄砲とりにもどりし女童のまたかけだしぬ薄暑の水辺
5
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千映
杜の街四千余羽の雀舞う新緑の下笑顔溢るる
9
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片井俊二
出番なき夏のスーツが片隅で冬のスーツと夏を迎える
6
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沙久
受け入れる 受け入れられる それこそが 求められてる そして求めてる
7
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千映
少しずつ脂の抜ける身となりぬ心の関節まだ痛まない
12
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光源氏
恋に破れ涙こぼるる桟橋に心もとなき船の汽笛よ
13
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リクシアナ
しなる枝萌ゆる若葉に雪柳白き花の緒火焔の如く
20
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イバラキ
玄関で「傘持った?」と気遣いくれる人欲しくなる梅雨入り前
9
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光源氏
風薫る奈呉の海辺の浮世舟遠ざかりゆく影をしのべど
9
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優器ルミネ
潮騒が 君のこと好き なんだって麦わら帽を 盗っちゃうぐらい
10
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光源氏
我が袖は海の匂ひに抱かれて君が姿を待ちわぶるのみ
9
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有賀亭小太
貧しさにじっと手を見る啄木よ 我じっと見る預金通帳
11
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千映
生きている間はこれが最後だと真っ赤な靴を通販で買う
11
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リクシアナ
後ろ髪ひかれて立つは札幌の振り向く頬に咲き初めしリラ
13
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千映
バラ色の人生で咲くバラの色あなたの好きなイエローにする
8
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祈り花
田の隅に青苗待ちし五月雨に打たれて清くあしたの實り
8
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