灰色猫のお気に入りの歌一覧
薪
如月の雨はやさしい おいていくひとにも おいていかれるひとにも
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谷真澄
寒空の電信柱に訊いてみる「独りで立ってて淋しくないの?」
4
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つばす
「痒いとこ無いか」というこの台詞 お尻が痒いと言えば掻くの?
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ななかまど
平和への出口非常口さがしても振りあげた拳おろす術なし
16
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睡密堂
盗まれた傘傘立てに残る傘濡れて帰ろう春雨だから
6
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小林道憲
古里に雪消え初めて 小川辺の土の香恋し 水の流るる
8
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千映2
ピザ二枚分けて春待つ老夫婦庭の病葉気になる昼食
5
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千映2
雪掻きの少なき冬に玄関の雪はね出番指二本立て
4
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音蔵 雅秀
人はみな 生まれし時は血まみれで 生くは様々 逝くも様々
2
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へし切
恋ひしいとかよふ夢路の思ひ寝に逢いたい君はいつも夢の中
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曦宗達
窓ガラスへ手鏡なげて窓ガラス撃ちやぶれ雪夜のなかへきゆ
2
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ななかまど
それぞれに己の宇宙を遊泳す 電車の中にスマホ持つ人
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しきしま
咲く梅の色の千種に決めかねて香をのみぬすむ春の風かな
14
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うすべに
さざんかのくれない染める山道の かなたに霞む菜の花の春
14
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横井 信
戻らない昨日のミスをひっそりと覆い隠して霧は深まる
16
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へし切
あの頃は何もなくでも楽しくてスタートラインは皆等しくて
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ななかまど
深き息しているような北風に腹式呼吸を合わせてみたり
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兎桃
夜明けて齧った焼きたてペストリーあのおじさんは今は鬼籍か
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ななかまど
渡りきて訪ねてくれる珍しき鳥見ておればこころの弛む
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うすべに
ほろにがく菜の花そえて 味噌汁に春をちらせたしあわせな夜
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