灰色猫のお気に入りの歌一覧
ほ、ほ、ほのか
青竹の 伸びるを真似て 真っ直ぐに 生きようとして ポキンと折れる
4
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卯月
遠ざかる雲、追いかける僕たちはきっと絆で結ばれている
6
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石川順一
突然に電気を消されて驚きぬ風船葛の種の恨みか
6
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石川順一
後ろからどんどん車がやって来て有人路駐の怖さを知りぬ
5
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河のほとり
海風に背中を押され揺れながら送る夜発ちの船の灯火
17
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美津村
熔けし鉄は運ぶ杓より溢れたりこぼれしは必ず高く飛び散る
10
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松本直哉
髪くろく睫毛のくろき女童の墨にて書きし二文字「質実」
11
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黒
「だからなに」と言うほどのこともないけれど五十音さえ「あい」からはじまる
17
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せし
靜寂とアンタとアタシ嘘は無し帰路に語らう莫逆の友
5
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千映
三年のドリルと裁縫道具持ち母は三泊四日のお泊り
16
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山崎ふゆ彦
人の世へと誘いしものかの世へと告げる間際に微笑みのあるや
4
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酒野実
別れても受けた仕打ちを思ひ出し怒り憎しみ別れぬ心
8
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桜枝巧
閉ざされた部屋。ほこりを被る電飾の赤い金魚はくるくる回る
8
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桜枝巧
夕暮れに溶けるパーカーゆうらりと仲間の前で猫は泣かない
6
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恕道
映画館 外の光に 我かえる 純愛なんて 何処にあるのか
14
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恕道
愛してる嘘でも毎日くれるなら恋愛なんてずっと続くのに
6
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恕道
ひと回り年下の彼チョコレートパフェみたいな甘い味する
6
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恕道
恋愛の誰にも言えぬ苦しみも歌詠みすれば我救われる
9
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恕道
彼からのメールを待つの苦しくていっそ殺してもう楽にして
5
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芳立
がきどものチャリはけやきの路をゆき花屋小町に霜のおくころ
9
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