灰色猫のお気に入りの歌一覧
己利善慮鬼
おおむかし、初恋ひとつ、ありました。むかしむかしのおはなしでした。
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朔夜
あわい色あまい香りにまよわされつい触れている花びらは罠
8
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関山里桜
朽ちかけの枕木の如き橋のあり高瀬川べり藪に埋もれて
10
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藍子
窓叩く音色に添えて聴いてみるショパンの調べ甘き 雨だれ
16
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夕星(ゆうずつ)
誰彼に一人であること笑はれる それがどうした! 心地よき湯や
6
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夕星(ゆうずつ)
戀人がいなくたつて我が身だけ 歩ゐていける どこへともへと
4
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夕星(ゆうずつ)
一人旅 窓流れゆく 風景の 瑞々しさに 震える目蓋よ
6
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詠み人知らず
太陽はお休みをいただいており曇り空は平謝りして
8
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詠み人知らず
あかとんぼ連れて行ってくれないかあのうた一緒にうたいながら
6
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安井シンゴ
風鈴は居間に飾られ天然の風受けぬまま夏過ごしおり
8
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へし切
この雨はいつまで続くや鬱々とこころの空も湿ったままで
21
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半格斎
ふる里に想い残して角曲がり 娘家族の車消えゆく
15
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滝川昌之
子どもらに車とられてテクテクと妻と二人でお散歩愉し
23
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吉野 鮎
うんちくを聞く間に醉ひの冷めつれば大とろの角醉ひどれてみゆ
14
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吉野 鮎
贅澤な食事の後はお茶漬けと糠漬け慾しがる醉ひどれあなた
19
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石川順一
木に登る蜥蜴は直ぐに降りて来る薔薇は伐られて検知器変わる
12
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石川順一
傷を負う前の深夜に読んで居た平将門首塚伝説
6
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Chico
いざ夏の きみ クチビルに潤ひを 口遊むなら うたのわのうた
14
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詠み人知らず
幼子が蝉の骸を指さしぬ触れれば忽ち飛び立ちてゆき
21
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Chico
( やはらかにさはつていくね )いまきみは慈しむ風 8月15日
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