灰色猫のお気に入りの歌一覧
ななかまど
カレンダー一枚めくる手の先がさわさわ気づく雪の感触
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詠み人知らず
残し夢 引きずる白髪 乙女恥じ 好きとも言わず 嫌とも言わぬ
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うすべに
湯の落ちる音のさやけさ 湯船からほっと見上げる満天の星
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ぜんまい時計
歩み止め源を辿りて安堵せり 木犀香ればもの懐かしく
13
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横井 信
秋雨に赤く鮮やか彼岸花駅の裏手の木陰に揺れる
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御茶ノ水 啓太郎
道なくにいづくにかゆく捨て小舟末は波間の屑とこそ知れ
6
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音蔵 雅秀
わが歌は 分かり易きや 込む思い 伝わりおるや いつも自問す
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凌霄花
チャイム鳴り返事返せどなかなかにドアまでが遠い老いの留守番
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へし切
葉隠れにわりなき花の高さかな うら吹きかへせ葛の下風
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ななかまど
頂きに立ちて生活を想うとき空の青さに心染めたし
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詠み人知らず
ぬか床の 野菜を探る 左利き 白に光る手 右も使いて
6
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睡密堂
十余年歳月経ても変わらない背景の無い写真の君は
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茂作
涼やかに鈴の音討ちて小鳥らの 囀りとなる朝の禪室
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夕夏
いまおもうはははいだいだてづくりでどーなつむしぱんすしせーたー
5
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トウジさん
担ぐ輿わざに千鳥らせやんやせぇや乱れる列も祝う豊穣
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夕夏
みぎあしのこかんせつひざがいたいのげんいんはあしさゆうのながさ
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うすべに
宮滝の淵にみどりの風ふけば 象の小川に浄い水音
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KEN
穗を刈れば いづこへ行かむ あては有るかと 畦のそほずに 誰が問ふかは
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夕夏
このなつはこしがいたくてくさかりをいっさいせずにじゅうがつむかえ
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草木藍
ひと夏の役目を終えた花ござを畳めば仄か藺草の香り
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