河のほとりのお気に入りの歌一覧
御宿川蝉
梅雨晴や 午睡する身に 北からの 遠雷に乘り 寄する涼風
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御宿川蝉
想ひつつ 待ちわびる月も現はれぬ 小暑の雨降る 夕暮れの空
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御宿川蝉
花のもと さ寢せし夜の月の影 梅雨の夜には 逢ふこともなく
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名鈴
我が胸の 時の杙差す 間は遠し 君あらざらば 音待ち暮らす
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名鈴
夜よ来よ 夜な来そとて 憤れる いはけなき身を 厭ひ給ふな
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名鈴
天の戸の 開かば思ふ人 雲居より 下りおはせむ 岩根松まで
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名鈴
幾年も 待ち兼ね侘びし 門出にも 慣るる里との 別れに怯む
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名鈴
何と無く 君が裾にぞ 隠し触る 心の見する 影にあらねば
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横井 信
ほんのりと夏のみどりのかおり立つぽつりと雨にうたれる木立
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横井 信
迷い込むお寺の森はうっそうと僕をつつんだ夏蝉の聲
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横井 信
雨粒は強い真夏のひかりへと変わる山河の大地にねむる
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横井 信
蝉の聲背にして歩く通勤の陽射しにとける昨日のやる気
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横井 信
吸い込んだ真夏の風にクマゼミの腹は震える朝のひととき
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桃山
ガザニアの花びら開く久々の晴れ間にくつろぐ日曜の朝
8
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桃山
真っ先に出窓のソファに駆け寄りて窓の外見る犬の可愛さ
8
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桃山
燃え上がる色も誇らし鬼百合の凛と咲きたる女傑の如く
10
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滝川昌之
そこそこの 母校野球部 朝刊の 隅に今年の 出来を気にして
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滝川昌之
一吹きでヒマワリ畑にかしましい娘らごとき夏風を聴く
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滝川昌之
ユニセフか盲導犬のリタイヤかランチ削った投げ銭を選る
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柊+
母がもう待つことのないあの家に そちこち残る思い出の香
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