石川順一のお気に入りの歌一覧
夢士
夕陽さす会議テーブル議論尽き冷めた茶すする霜月中日
7
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夢士
乳母車つかまり歩く老人と補助具を付けし老犬の往く
9
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横井 信
晩秋の遠き山まで見渡して気持ち新たに踏み出す一歩
16
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KEN
もののふの 折れた刀の まぼろしか 夕陽に尾花 からめての跡
14
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芳立
いにしへも今も歩めり母と子は銀杏落ち葉の黄金の道を
5
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舞
少しづつ夢すり減らしいち日を過ごしすぎつつまた一つ老い
7
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び わ
工夫する手てごわい相手エーアイの囲碁に挑戦なかなか勝てぬ
6
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つちだゆういち
ため息が短歌になればいいのにと筆が進まずまたもため息
17
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煩悩
著名なクリーチャーデザイリストが描いたモンスターがほぼ目玉の親父
5
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千葉 甫
人間に見られているのを気がついた猫の見返す暫く見合う
5
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西村 由佳里
粉雪が降ってきそうな空の下松虫は鳴き秋をとどめる
8
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ななかまど
やさし陽を浴びてしあわせ蜂屋柿軒に吊るされ緋のすだれかな
9
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灰色猫
反省を繰り返すたび見習いのカルボナーラは濃厚となる
24
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滝川昌之
落書きの相合傘は時として本人が書き本人が消す
21
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詠み人知らず
寒空のわずかな光り雑踏に急にしゃがんで百円拾う
7
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深谷真雪
生存はしています今いる場所は真っ暗闇で先は見えない
6
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可不可
薄ら陽に背中なでられ暖まる 中途半端も悪くないかも
8
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城南
名のみ知る社の謂れたずね来て坂の彼方に月針と見ゆ
10
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城南
ながむれどかひなき月が影ならで染みたる香にぞ心を添ふる
12
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城南
一山の錦に染まぬみどり葉は強く悲しきものとこそ知れ
6
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