半格斎のお気に入りの歌一覧
灰色猫
白銀の澄んだ世界の朝のよう眩いばかりの恋の始まり
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詠み人知らず
人知れず ともされし灯の温もりに ほどけし心 久しき夢路に
19
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みなま
風避けて溜まれる鴨をたたせては船すすみゆく三方五湖 冬
10
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滝川昌之
バスが吐く煙が白く目に見えてどうやら冬は停車している
26
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ラベンダー
瓦屋に 干し柿吊るす 里山は 冬の訪れ 待つが如し
25
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萱斎院
あさき夢 あだに結ばじ堰く袖の 淵におぼるるわが身なりせば
11
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石川順一
ユキノシタ蔓延る水路沿いを行く河津七滝見終えし後に
25
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ふじこ
友の名を呼ぶ我が吾子の息白く木枯らし包む紅葉の手と手
20
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近江の人
窓越しの比良の冠雪まだ薄しふもとの紅葉盛んなる儘
5
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恣翁
空高く昇れる月は 青白き烟に 森を包みたりけり
25
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へし切
月影に宵のむら雲冴えまさり独り寝る夜のこころ凍らせ
27
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千映
食べる菊「もってのほか」が色添えるほうれん草のお浸し美し
13
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夢士
うたのわの友と一献交わす夜やつまむ肴は月影もみじ
15
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秋日好
紅に燃え上がらねど橙に温め寝落ちる楓と夫
19
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萱斎院
くれなゐにもみぢのかくる堰こえて 袖のふちにも時雨ふるらむ
12
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石川順一
サンふじやジョナゴールドの最近はリンゴを知らず聖書を知らず
12
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横井 信
冬近く 窓の外には 雨の音 妻の声聞く 布団の中で
10
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とはと
足袋を手に歩け日和の晴れ間縫い姿着物と母娘囃して
8
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恣翁
切れ切れな 透かし模様の 荒びし絽に 羽衣片しの火取蛾寝なむ
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吉野 鮎
軒先のさかばやし久し吊られゐて茶黒きたまのこの年も古り
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